大浦哲先生が洞爺協会病院の院長に就任いたしました
2020/04/30
お知らせ
令和2年4月1日より、 洞爺協会病院院長に大浦 哲先生(平成13年卒)が御就任されました。
この度、大浦先生から御挨拶を頂戴致しました。
今後とも御指導御鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
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地域医療を支える病院であるために
北海道社会福祉事業協会洞爺病院 病院長 大浦 哲
この度、青木茂先生の後任として2020年4月に北海道社会福祉事業協会洞爺病院(洞爺協会病院)の院長を拝命した大浦哲です。出身は香川県三豊市山本町、洞爺湖町を開拓した人々の出身地である香川県財田町(洞爺では『たからだ』と読みますが、香川県では『さいた』と読みます。)は私の出身地の隣町、それ故何かしらの縁を感じさせてくれます。私は医師になった2001年4月に北海道大学第一外科を主宰していた藤堂省先生の元で教育を受けようと決意し北海道での生活を開始しました。洞爺協会病院には当直・外来診療等で2005年からお世話になり、自然・病院環境において大学病院等では体験出来ない魅力を感じました。2012年に医師になってからの夢の一つであった米国での生活を、北海道が姉妹提携している米国マサチューセッツ州ボストンで開始しました。ハーヴァード大学医学部関連病院であるマサチューセッツ総合病院で『移植後の免疫抑制剤投与を無くそう』をテーマに日々、Monkey(さる)やBig monkey(にんげん)と戯れておりました。ボストンでの6年間は楽しさの中にも厳しい現実を認識し、自分の人生設計の中では一番重要な時期でした。
もう一度日本で働こうと考え、家庭環境を考慮に入れて職探しをしている最中に、一番親身な返事を頂いたのが青木茂先生でした。元々、洞爺協会病院には好印象を持っていたので2018年7月より東京からの単身赴任生活で、お世話になる事となりました。この時の洞爺協会病院及び青木茂先生から頂いた御恩は一生忘れる事は有りません。
ここで、洞爺協会病院についてご紹介させて頂きます。当院は、1930年に愛国婦人会北海道支部洞爺湖温泉診療所として創設された診療所を前身としております。1942年に社会福祉法人北海道社会事業協会に参画、同組織が道内に設置する7病院の1病院として診療を継続している歴史と伝統のある病院です。当地は、洞爺湖・有珠山・昭和新山等を有する道内屈指の観光地であり、国内はもとより近年では海外からの観光客も多く、救急告示病院として24時間診療をしている救急外来にも多数受診し、国際色豊かな病院となっております。当院の理念は北海道社会事業協会設立の理念である『北海道の医療・福祉の過疎を軽減する』との命題の上に、病院職員一人一人が『何をすべきか』を自主的に考え、地域の健康を担う存在として自律し、継続する安全と安心の医療・看護・福祉の提供を目指しております。地域と共に歩み・育む医療の継続・発展を、職員一同日々目標としております。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。