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2025年度の
選択実習レポート

消化器外科学教室Ⅰ 選択実習レポート伊林 潤

選択実習の第1クールを第一外科にて実習させていただきました。

1か月のうち前半3週間は天使病院で実習させていただきました。鼠径ヘルニアを始めとした主に小児の手術症例に入り、手術進行を間近で見たり、カメラ持ちや真皮縫合に積極的に参加できたことは貴重な経験となりました。
また、稀な小児疾患を近くで見学させていただいた際に先生方の高い技術力を拝見することで、先生方が普段の手術から愛護的な手技を徹底している理由や基礎的な手技の積み重ねがいかに重要かを理解することができました。
また3週間のうち後半の1日でシミュレーション施設にて腹腔鏡下トレーニングの指導をしていただきましたが、実際に手を動かすのと見学するとでは手術の難解さ、術中に考えていることというものに乖離があったことを実感するとともに学びを得ることができました。

最後の1週間は大学病院で実習させていただきました。見学する手術についての検討や縫合トレーニングの場でポリクリの実習生と関わることで、自分の学んだことをアウトプットできる環境の利点を感じることができました。
実習前から外科に興味がありましたが、学外学内のこの4週間は楽しく充実した日々を送ることができ、ますます外科への興味がわく実習期間でした。
最後になりますが、消化器外科Ⅰの先生方、天使病院の先生方を始めとして多くの方にこの実習に尽力していただきましたことを心より感謝申し上げます。4週間大変お世話になりました。

消化器外科学教室Ⅰ 選択実習レポート上瀧 浩邦

 選択実習の2クール目に消化器外科1で実習させていただきました。

1週目から3週目までは市立函館病院外科、4週目は北大病院の小児グループにて実習を行いました。
市立函館病院では毎日手術に入り、胃がん、大腸がんの手術や肝臓の部分切除など消化器外科の手術を沢山見学させて頂き、時には腹腔鏡手術のカメラ持ちなどの助手を手伝わせて頂きました。
一見何をしているのかがわかりにくい手技であっても、先生方は適宜丁寧に説明して下さり、一つ一つの手順の意味について学ぶことができました。
また朝カンファでは症例をプレゼンする機会も頂き、外科の先生方に簡潔に情報共有する手段を学びつつ術前・術後管理で注意すべき点について学ぶこともできました。
北大小児グループでは、消化管の生検や胃瘻の作成などそれまで3週間とは全く違う多様な手術を見学させて頂き、小児外科の先生方の働き方を間近に見て学ぶことができました。
また実際の腹腔鏡を使った縫合練習を体験させて頂き、自分自身のスキルを向上させつつ外科手技の繊細さについて身をもって体験をすることができました。

最後になりますが、お忙しい中熱心に指導して下さった市立函館病院外科の先生方、ならびに北大病院消化器外科I小児グループの先生方のお陰で学びの多い実習を行うことができました。この場を借りて感謝申し上げます。

消化器外科学教室Ⅰ 選択実習レポート大久保 諒一

 私は選択科臨床実習の第2クールを消化器外科Iにて実習させて頂きました。選択実習の3クール目に消化器外科Ⅰで実習させていただきました。


初めの3週間は天使病院にて、最後の1週間は消化器外科Ⅰの肝胆膵・移植グループにて実習させていただきました。
天使病院では、鼠径ヘルニアや鎖肛といった小児外科の手術から、成人の消化管腫瘍や肺がんなど、本当に幅広い症例に触れることができました。
実際に手を動かして縫合やカメラ操作を体験できたことで、手術手技への理解が一層深まりました。手術の難しさや面白さがリアルに伝わってきて、外科の魅力を実感しました。
腹腔鏡トレーニングセンターでも練習する機会をいただき、基礎的な操作を身につけるきっかけになりました。
さらに、先生方がいろいろ気にかけてくださって、実習後には食事にも誘っていただき、とても温かい雰囲気の中で学ばせてもらえたことが嬉しかったです。

肝胆膵・移植グループでは,市中病院とはまた違う高難度な症例を数多く見学できました。
特に、始まったばかりのロボット手術を間近で見られたのは貴重な経験でした。手術の合間には、他のグループの手術室にも見学に伺い、小児外科手術の緊張感に圧倒されたのも良い刺激になりました。
今回の実習を通して、消化器外科の幅広さと奥深さを実感し、将来の進路を考える上でもとても有意義な時間になりました。

消化器外科Ⅰの先生方、天使病院の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。
お忙しい中ご指導いただき、本当にありがとうございました。

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