第4回札幌外科漢方Webセミナーが開催されました。

2020/08/28

セミナー

令和2年8月28日、第4回札幌外科漢方Webセミナーが開催されました。当科の武冨紹信教授の座長のもと、岩手医科大学 外科学講座 大塚幸喜准教授に『進行大腸癌に対する腹腔鏡手術 -周術期管理から実際の手技まで-』と題しご講演をいただきました。

ご講演の中では、大建中湯だけでなく、桃核承気湯といったこれまでにあまり馴染みのなかった漢方の細かな使用例について非常にわかりやすく解説していただき、大変勉強になりました。また、ERASを用いた管理において、周術期の腸管前処置や術後の経口摂取の開始時期などに関しても、非常に有意義であり、自分自身の臨床のプラクティスを見直す良い機会となりました。

また、特別講演に先立ち、札幌厚生病院 外科 舩越徹先生、札幌東徳洲会病院 先端外科センター センター長 河野透先生にそれぞれ外科周術期管理における漢方薬の使用経験についてご発表いただきました。コロナ禍において、学びの機会が大幅に減少し若手外科医の成長が危ぶまれる中、このようなWeb開催といった形式で、外科周術期管理について学ぶ機会をいただき、多くの意味で非常に有意義な会となった思います。ご参加された先生方からも多数のご質問・ご意見を多数いただき、Web開催でありながら大盛況であったと思われます。

お忙しい中、特別公演をご講演いただきました岩手医科大学 外科学講座 大塚幸喜准教授を初め、ご講演いただいた先生方、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

(文責:吉田 拓人)

武冨紹信教授

大塚幸喜准教授

講演の様子

講演終了後

札幌外科漢方Webセミナーのフライヤー

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