Surgical Oncology meeting 2021が開催されました。

2021/05/17

セミナー

2021年5月14日(金)にバイエル薬品株式会社主催のSurgical Oncology Meeting 2021がWeb形式で開催されました。

座長として当科 教授 武冨紹信先生司会のもと、東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 分子腫瘍医学分野 教授 田中 真二 先生 に『臨床から見た難治性がんの分子機序と治療戦略』と題してご講演いただきました。臨床の具体例から実際に使用されている分子標的薬の作用する機序についての講演であり、肝細胞癌が多段階発癌であることや治療で血管新生阻害薬をなぜ併用するのか。田中先生が実際に行われた研究を始め、現在最新の知見の論文を交えながらご教授いただきました。

また後半では田中先生の研究テーマである分子免疫サブタイプについて、背景肝によって効果が異なるといった、基礎研究から実臨床への応用の展望について詳しく講演いただきました。まだ未解明な事柄も多い中、数多くの質疑にも1つ1つ丁寧にお答えいただき、新しい知見を得る素晴らしい機会となりました。
北海道にも緊急事態宣言が発表され、お忙しい先生方も多い中、多くの先生にご参加いただき、有意義な講演会となりました。

ご多忙の中、ご講演いただきました 田中 真二 先生、誠に有難う御座いました。

(文責:真鍋和也)

Surgical Oncology meeting 2021スライド1

Surgical Oncology meeting 2021スライド2

2021.5.14 Surgical Oncology meeting 2021ポスター

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