第3回HSHG Hernia ビデオカンファレンスが開催されました。

令和3年5月26日、第３回HSHG HerniaビデオカンファレンスがWeb形式で開催されました。

当科武冨教授にご司会うけ賜わり、北海道医療センター外科の小丹枝裕二先生よりTAPPとTEPについてご講演頂きました。小丹枝先生は、TEPのメリットとして完全腹膜外修復法であり腹腔内合併症や腹腔内癒着が少ないこと、気腹圧が剥離をサポートしてくれること、術者・助手の姿勢が自然であること、ヘルニア以外の他の手術への応用が可能であることなどをあげられ、TEPについて動画やわかりやすいイラストを用いてご説明頂きました。

また、小丹枝先生は北海道でのTEP普及にむけて道内の各施設でTEPの指導をされているということで、小丹枝先生からTEPの指導を受けられた北海道社会事業協会帯広病院消化器外科・一般外科の渋谷一陽先生とJCHO札幌北辰病院外科・乳腺外科・消化器外科の藤好直先生より、手術症例動画をご提示して頂きました。手術の進行にあわせて、小丹枝先生が丁寧な解説をしてくださり、大変勉強になりました。

Web形式での開催とはなりましたが、お忙しいところ多くの先生方にご参加いただき非常に意義のある会となりました。ご多忙の中、ご講演くださった小丹枝裕二先生、渋谷一陽先生、藤好直先生、またご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。

（文責：竹元小乃美）