第9回札幌VTRカンファレンスが開催されました。

2021年5月28日(金)にコヴィディエンジャパン株式会社主催の「第9回札幌VTRカンファレンス」がWeb形式で開催されました。

前半は当科の武冨紹信教授司会のもと、東京大学医学部腫瘍外科教授の石原聡一郎先生に「大腸癌のより良い低侵襲治療を目指して」と題された特別公演を賜りました。現在世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルスと関連した大腸癌の治療について、また術前治療と臓器温存療法をもとに、より洗練された大腸癌治療などについてご教授いただき、今後の診療へ活かすことの出来る知識を得ることができました。

後半は当科本間重紀先生司会のもと、札幌厚生病院外科部長の髙橋周作先生、北海道がんセンター消化器外科の皆川のぞみ先生、札幌厚生病院外科医長の舩越徹先生、旭川厚生病院外科医長の石川隆壽先生をコメンテーターにお招きし、砂川市立病院消化器外科・緩和ケア外科部長の横田良一先生、市立稚内病院外科医長の柴田賢吾先生、市立函館病院消化器外科の佐藤彩先生による手術動画を拝見しながら活発な意見交流が行われました。手術操作について様々な立場からのご指摘を頂くことで、さらなる理解を深めることが出来ました。

昨今は札幌市での緊急事態宣言も延長が決定され、残念ながらWeb上での開催となってしまいましたが、たくさんの先生方にご参加いただいたことで非常に有意義なセミナーとなりました。この場をお借りして、ご講演くださった全ての先生へ心より感謝申し上げます。

（文責：佐野峻司）