第5回敗血症性DICセミナーが開催されました。

2021/07/16

セミナー

2021年7月14日(水)に旭化成ファーマ株式会社様 主催の第5回敗血症性DICセミナーがWeb形式で開催されました。

当科の武冨紹信教授が座長を務め、前半は敗血症性DICについてKKR札幌医療センター 消化器外科 大橋 慶太先生、北海道がんセンター外科 小林 正幸 先生、北海道大学大学院 消化器外科学教室Ⅰ 長津 明久 先生、3名の先生方が経験された実際の症例を通してリコモジュリン投与の有効性について、学ばせていただきました。

後半は横浜市立大学医学部 消化器・腫瘍外科学 主任教授 遠藤 格 先生に「消化器外科医からみた日本版敗血症診療ガイドライン(J-SSCS2020)改定のポイント」と題して、ご講演いただきました。海外の論文やNCDといったビッグデータを参考に術後合併症から周術期死亡につながるリスク、FTR(Failure to rescue)が施設間の周術期死亡に差が出ていること、術後敗血症の死亡率が高く、早期発見・治療の手段について学び、大変勉強になりました。どれだけ合併症について注意していても、一定数合併症は起こり得てしまい、その後の対応の重要性を再認識し、より一層術後の経過に注意して参ります。

質疑応答では、数多く質問が寄せられ、活発な意見交換が行われ大変有意義なセミナーとなりました。お忙しい中、貴重な講演をくださいました遠藤 格 先生、また、症例提示くださいました大橋 慶太先生、小林 正幸 先生、長津 明久 先生、ご参加くださいました先生方、誠にありがとうございました。

(文責:真鍋 和也)

第5回敗血症性DICセミナー

第5回敗血症性DICセミナー

第5回敗血症性DICセミナー

 

一覧へ戻る