教室開講100周年記念シンポジウム第3回が開催されました。
2022/02/22
お知らせ
2022年2月19日に第3回目の北海道大学医学部外科学第一講座開講100周年記念シンポジウムがweb方式にて開催されました。
今回は1990-1999年卒の外科20年以上のベテラン世代の先生方をシンポジストとして「進化と継承」というテーマで執り行われました。
ご登壇の先生方には以下のテーマでお話しいただきました。
前田 好章先生「一外がこれからも必要とされる組織であるために」
深井 原先生「1外から授かったもの、奪われたもの」
敦賀 陽介先生「うまいお酒を飲む方法」
細田 充主先生「患者さんとのかかわり-過去と現在」
下國 達志先生「よくない知らせを伝え、対応するときにこころがけていること」
田原 宗徳先生「From 〜 to」
森田 恒彦先生「25年間外科従事して、大切にしてきたもの 地方病院の視点から」
川村 秀樹先生「私が外科医として大切にしてきたこと」
中西先生の余裕のある見事な司会のもと、それぞれの先生から思い思いのテーマに関してお話しいただけました。どの先生も豊富な経験値をお持ちであるにもかかわらず現在もなお謙虚な姿勢で積み上げていることが非常に伝わり、またその中で大切にしていること、今後も受け継いでいきたいことをお話しして下さいました。
第1回、第2回のシンポジウムでは現場で直面している問題とその解決方法にフォーカスした建設的な会となりましたが、今回のシンポジウムでは、北大一外の、より根底にある今後100年も引き継いでいくべき軸となる精神性をお伝えいただく非常に重要な会となったと感じております。
今回もまた、総勢110名を超える数の同門の先生方がご参加下さり、回を増すごとにますますの盛況となりました。この3回を通じて、創設100年の節目を迎える上で、現状の課題を見出し、価値観を共有し、意見を交流するための非常に有益な会となりました。
新型コロナ流行の影響でweb開催となりLive感と言う点では残念な部分もありますが、参加の敷居が下がったことで遠方や自宅からの参加も可能となったこと、ネット技術の進歩をみんなで身をもって共有できたことは一外的にも収穫であったと個人的に思いました。
(文責:谷 道夫)