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令和4年4月1日より、静和記念病院の院長に神山 俊哉先生(昭和60年卒)が御就任されました。

2022/05/10

お知らせ

令和4年4月1日より、静和記念病院の院長に神山 俊哉先生(昭和60年卒)が御就任されました。
この度、神山先生から御挨拶を頂戴致しました。
今後とも御指導御鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

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院長着任ご挨拶

静和記念病院 病院長 神山 俊哉

この度、2022年4月1日付で静和記念病院長に就任いたしました。1985年に北海道大学を卒業(61期)後、北海道大学第一外科に入局し、旭川厚生病院、砂川市立病院、札幌社会保険総合病院(現JCHO北辰病院)で外科の修練し、北大での2年の研究生活の後、釧路労災病院外科部長として地域医療に従事いたしました。個人的なターニングポイントとしては、1996年に藤堂教授が在任中のピッツバーグ大学に肝移植、肝臓外科を見学に行き、これまで見たことがない医療に驚きを感じたことです。藤堂教授に「一兵卒」から大学で勉強しなさいと言われ、1998年に北大病院に戻り、肝胆膵疾患、肝癌に対する肝切除を中心とした外科治療、肝移植に携わり、診療教授として肝切除、生体肝移植ドナーを執刀、指導を行ってきました。今後は、これまでの経験を活かし、さらに研鑽を積みながら院長としての重責を担わせていただく所存ですが、これまの大学生活でほぼ臨床、時々研究、大学院生の指導ばかりやってきましたので、慣れない病院管理職に四苦八苦している状況です。  
静和記念病院は、川上雅人が理事長を務める医療社団法人静和会の基幹施設で、1961年(昭和36年):「ことに中央医院」開院しました。1964年(昭和39年):「琴似中央病院」開設。1994年(平成6年):医療法人社団静和会に法人化。1996年(平成8年):「静和記念病院」に改称しました。2022年(令和4年):札幌市西区八軒5条東5丁目に静和記念病院(95床)と、同一法人の平和病院(100床)を統合する195床体制で新「静和記念病院」をオープンいたします。新病院は、RC造5階建て延べ1万4552㎡であり、診療科は内科、外科、消化器内科、消化器外科、呼吸器内科、循環器内科、脳神経外科、整形外科、皮膚科、リハビリテーション科、麻酔科で、新たに回復期リハビリテーション病棟を開設し、開院後に準備が整い次第、泌尿器科の追加標榜も計画しています。さらに慶應義塾大学 医学部 腫瘍センター ゲノム医療ユニット長 特任教授 西原広史先生と連携し、すでにがん遺伝子検査を行っており、併せて外来化学療法も充実させていきます。新病院は北大から車で10分もかからない距離であることから、同大との人的交流を増やし、医師、看護師、コメディカルスタッフを育成する臨床教育の場としても活用していくことも考え、医療・福祉の専門家としての研鑚はもちろん、利用者の満足を実現するプロ集団としての実践を目指していきたいと考えています。開設から50年以上が経過し、これまでに札幌市、特に琴似を中心とした西区の医療に多大なる貢献をしてきた病院であり、患者さんからの信頼も厚く地域にしっかりとした基盤を持ち、また新天地での医療を展開する新病院の院長に就任するにあたり、その責任を強く感じ身が引き締まる思いです。
 現在、コロナ禍を脱し切れていない社会情勢のなかで、医療周辺も非常に厳しい状況ですが、さらに患者様に信頼される、地域に密着した医療を提供できる病院を目指していきたいと思っております。ゴールデンウイーク明けの5月11日からは、西区八軒での新病院における診療も始まります。歴史ある静和記念病院の礎のもとに、ポストコロナを見据え、高い適応力をもって、スタッフ一同でチーム医療を実践し先進的な最高の医療を提供することに誠心誠意尽くしていきたいと思っております。今後とも、楡刀会々員の皆様、消化器外科I教室員の皆様のご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

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