消化器外科エキスパートセミナーがオンラインで開催されました。

令和４年11月18日、消化器外科エキスパートセミナーがオンラインで開催されました。

一般講演では、JA北海道厚生連札幌厚生病院外科、石津寛之先生が座長のもと、市立函館病院消化器外科、敦賀陽介先生より「肝左葉尾状葉切除を行った肝門部領域胆管癌の一例」と題して、また引き続き北海道病院消化器外科、植木伸也先生より「左肝管の切離線が際どい肝左葉切除の検討」と題しましてご講演をいただきました。石津先生の講演では肝門部領域の困難な症例において術中の映像を見ながら手術中に気を付けるポイントや手順など丁寧に解説していただきました。また、植木先生は写真や図を用いて肝切除のラインについて丁寧に解説していただきました。また施設での手術症例に基づいて肝切除のラインについて考察していただき、術者の先生の視点や考えていることなど普段なかなか聞くことができない貴重なお話を聞くことができました。

特別講演では、当科武冨紹信教授が座長のもと、東北大学消化器外科学分野、亀井尚教授より「食道癌習集学的治療における外科手術戦略」と題しましてご講演をいただきました。食道癌の治療についての総論的な部分から丁寧に解説していただき、食道癌の集学的な治療について、その中で外科的治療が占める役割など講演していただきました。私自身、食道癌の治療について精通してない部分もありましたが、初学者でも分かりやすく講演していただき、大変勉強になりました。

今回もWeb形式での開催ではありましたがお忙しいところ多くの先生方にご参加いただきました。ご多忙の中、ご講演くださった敦賀先生、植木先生、亀井先生、またご参加くださった皆様に心より感謝申し上げます。

（文責：玉那覇　朝雄）