第9回北海道手術手技研究会が開催されました。
2023/05/15
お知らせ
令和5年5月13日、第9回北海道手術手技研究会が現地+オンラインのハイブリッド形式で開催されました。
一般講演では、当科 講師 柿坂 達彦 先生が座長のもと、2題ご講演を頂きました。
1題目は天使病院 坂本 聡大 先生より「成人の外鼠径ヘルニア(L1型)に対するLPECの治療成績」と題し、LPECの手術成績についてご講演頂きました。
2題目は、北海道がんセンター 加藤 拓也 先生より「脾摘後の膵N E Tに対し腹腔鏡下膵体尾部切除を施行した1例」と題し、手術手技動画並びにについて自施設での工夫についてご講演いただきました。
特別講演では、当科 教授 武冨 紹信 先生が座長のもと、奈良県立医科大学 消化器・総合外科学教室 教授 庄 雅之 先生より
「膵癌集学的治療の現況と課題」と題して、ご講演をいただきました。
膵癌に対する集学的治療としてTNTを始めとし解説いただき、手術成績や治療戦略への工夫についてご説明いただきました。
今後の課題としてLiquid biopsyやオリゴメタスタシスを伴う症例への治療戦略等、貴重なお話を聞くことが出来、大変勉強となりました。短い時間ではありましたが最新の膵癌に対する集学的治療を学ぶことができ、貴重な講演会となりました。
ご協賛くださりました科研製薬様、ご参加頂きました皆様、そしてご多用の中ご講演いただきました先生方に心より感謝を申し上げます。
(文責:南波 宏征)