第9回北海道肝胆膵内視鏡外科セミナーが開催されました。
2023/06/19
お知らせ
令和5年6月9日、第9回 北海道肝胆膵内視鏡外科セミナーが現地+オンラインのハイブリッド形式で開催されました。
一般演題では当科 診療講師 折茂 達也 先生が座長のもと、2題ご講演頂きました。
1題目は当科 特任助教 長津 明久 先生より「当科における腹腔鏡下肝切除適応拡大と、定型化の歩み」と題し、当科での腹腔鏡下手術の歴史や成績、培ってきたノウハウについてご講演頂きました。
2題目は、札幌厚生病院 外科 部長 田原 宗徳 先生より「当院の膵臓に対する低侵襲手術の現状について」と題し、腹腔鏡下やロボット支援下での膵体尾部切除術の成績や術後膵液漏を予防する工夫についてご講演頂きました。
特別講演では、当科 教授 武冨 紹信 先生が座長のもと、富山大学 学術研究部医学系 消化器・腫瘍・総合外科 教授 藤井 努 先生より「高度技能専門医制度と富山大学の膵臓手術」と題して、ご講演を頂きました。
藤井教授が富山大学に着任してからの大学・医局関連病院での肝胆膵外科高度技能専門医の教育や多岐に渡る出版論文の内容、また富山大学で現在行われている肝胆膵手術のノウハウについてご講演頂きました。
肝胆膵手術における血行再建術について肝胆膵外科の第一人者の藤井教授からお話を御拝聴でき、大変勉強になりました。また富山県のハサミ製造会社の手術用ハサミの新規開発にお力添えされたとのことで、地域発展にもご尽力されている藤井教授の八面六臂のご活躍が強く印象に残りました。
御協賛下さいましたジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社様、ご参加頂きました皆様、そしてご多用の中ご講演頂きました先生方に心より感謝を申し上げます。
(文責:森越 健之介)