第10回北海道サージカルアカデミーがハイブリッド形式で開催されました。

令和5年10月6日、第10回北海道サージカルアカデミーがハイブリッド形式で開催されました。
一般演題では、苫小牧市立病院　外科副院長　植村　一仁先生が座長のもと、2題ご講演頂きました。
1題目は、札幌厚生病院　外科部長　大野　陽介先生より「当院のロボット支援下大腸手術」と題し、札幌厚生病院での直腸・結腸のロボット支援下手術の手技と成績についてご講演頂きました。
2題目は、釧路労災病院　外科部長　石黒　友唯先生より「当院における局所進行直腸癌に対するTNTの経験　～放射線治療：short course～」と題し、進行直腸癌に対する術前の放射線治療を主体とした集学的治療の手術成績および術前治療の効果についてご講演頂きました。
特別講演では、当科教授　武冨　紹信先生が座長のもと、国立がん研究センター中央病院　大腸外科医長　塚本　俊輔先生より「大腸がんに対する最新の外科治療」と題して、ご講演を頂きました。
国内トップクラスのハイボリュームセンターならではの、ロボット支援下大腸手術の手技・工夫について、手術動画を供覧して頂きながらご講演下さいました。また、最新のエビデンスに基づいた進行直腸癌に対する術前治療戦略の考え方および手術回避を実現させるWatch and wait戦略の今後の展望についてもご講演頂き、大変勉強になりました。
Webと会場同時に開催された本カンファレンスに、多くの先生方がご参加くださり、非常に有意義なカンファレンスとなりました。御協賛下さいましたジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社様、ご参加頂きました皆様、そしてご多用の中ご講演頂きました先生方に心より感謝を申し上げます。
（文責：今泉　健）