北海道大学医学部外科学第一講座開講100周年記念講演会・祝賀会、市民公開講座が開催されました。

令和5年10月28,29日に北海道大学医学部外科学第一講座開講100周年記念式典が京王プラザホテル札幌にて開催されました。
10月28日、記念講演会において特別講演として2題ご講演いただきました。
1題目は北海道大学第一外科同門会前会長 中島 保明 先生座長のもと、北里大学 名誉教授 柹田 章 先生より「私と北大第一外科」と題し、第一外科の歩みについてご講演いただきました。当時の第一外科の診療の潮流について体験談に基づきお話いただき、肝胆膵外科・人工臓器・移植医療にかける同門の諸先輩の熱意とその進歩について興味深いお話を頂けました。
2題目は当科 教授 武冨 紹信 先生座長のもと、日本外科学会 理事長 池田 徳彦 先生より「次世代のAcademic Surgeon」と題し、今後の日本の外科教育についてご講演いただきました。他国と本邦の教育の違いや、今後のAcademic Surgeonへの育成についてご講演いただき、大変勉強となるお話を頂けました。
その後、祝賀会が行われ、総勢250人を超える方々にご出席いただき、大変盛況な会となりました。
この場をお借りしまして、ご講演いただきました池田先生、柹田先生、また遠路足をお運びいただきご参加頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。

翌10月29日は市民公開講座が行われました。当科教授 武冨 紹信 先生からの挨拶の後に、各グループチーフによる講演が行われました。
その後特別講演として俳優・タレント 森崎 博之 様より「生きることは食べること」と題し、北海道の食に関する生産者の視点に立ったお考えをユーモアを交えてご紹介いただき、我々の診療分野である消化器とも関連したテーマで非常に面白く勉強になるご講演でした。
2日間を通して数多くの方々にご参加頂き、大変盛会な会となることができました。この場をお借りし、ご参加頂きました皆様、運営に尽力いただきました京王プラザホテル札幌様・株式会社コングレ様に心より感謝申し上げます。
(文責：本多 昌平、南波 宏征)