北海道周術期・栄養セミナーが開催されました
2024/01/29
セミナー
令和6年1月26日、「北海道周術期・栄養セミナー」が株式会社大塚製薬工場主催でハイブリッド形式にて開催されました。
講演Ⅰでは当科 教授 武冨 紹信 先生が座長のもと、大阪急性期・総合医療センター消化器外科 副部長 宮崎 安弘先生より「胃がん周術期における栄養評価と介入の実際:ONSを中心に」と題し、上部消化管外科のスペシャリストである先生から、臨床でのスタディの結果から推奨される周術期の栄養管理についてご講演頂きました。またご自身の経験談も交えての経口栄養剤の処方などの工夫をお聞き出来、患者様目線での意見を外科のスペシャリストである先生からお聞きできる大変貴重な機会でとても勉強になりました。
講演Ⅱでは北海道大学病院 消化器外科Ⅱ 教授 平野 聡 先生が座長のもと、自治医科大学付属さいたま医療センター 一般・消化器外科 教授 力山 敏樹 先生から「リキッドバイオプシー 女性外科医の育成 前向き臨床試験 ―当科12年間の取り組み―」と題し、力山教授のこれまでの多才なご活躍を紐解いていくようなご講演を頂きました。肝胆膵外科の専門家である先生からリキッドバイオプシーを用いて抗癌化学療法の予後予測ができるようになる可能性について、また力山教授が実際に取り組んでこられた女性外科医の働き方の工夫、また自治医科大学一般・消化器外科で行われているSSIに関する前向き臨床試験による質の高いエビデンスをご紹介頂きました。
お忙しい中御参加頂きました皆様、そして御多用の中御講演頂きました先生方に心より感謝を申し上げます。
(文責:森越 健之介)