Hokkaido Digestive Disease Research Meeting 2025が開催されました

2025年2月1日にニューオータニイン札幌にてHokkaido Digestive Disease Research Meeting 2025が開催されました。
テーマ1では胆道と題して、肝内胆管癌・肝門部胆管癌の症例が提示されました。診断がやや困難な症例に対して、術前化学療法や手術法について議論されました。
このセッションではディスカッサーとして同門の市立稚内病院 外科医長 坂本譲先生が登壇されました。

テーマ2では下部消化管と題して、炎症性腸疾患を背景にした直腸癌の症例が提示されました。原病への対応や術後療法、MSIの検査基準についてなど、会場の先生方も交えて活発な議論がされました。
このセッションでは症例提示者として同門の札幌厚生病院 外科医長 佐野修平先生が、司会として当科 助教 大野陽介先生が登壇されました。
また、ミニレクチャーでは『大腸癌治療のupdate』と題して、当科 講師 市川伸樹先生にご講演賜りました。IBDと大腸癌の関連やTNT、MSI/MMRについてガイドラインや臨床試験結果を交えてお話しいただきました。

当会を共催いただいたEAファーマ株式会社・エーザイ株式会社、そして当番世話人の北海道大学病院 消化器外科Ⅱ 教授 平野聡先生に厚く御礼申し上げます。
（文責：三好長）