New Year Web Seminar 2024が開催されました。

2024/02/05

お知らせ

令和6年2月2日にNew Year Web Seminar 2024がTKP札幌駅カンファレンスセンターにて開催されました。
特別講演1は当科 准教授 本間 重紀 先生が座長のもと、北海道大学病院 消化器内科 講師 結城 敏志 先生より「RAS野生型大腸がんに対する治療戦略〜私はこのように組み立てる〜」と題し、大腸がん治療の変遷から最新の治療戦略について、ご講演いただきました。RAS/BRAF野生型で左右の局在を踏まえた上でのレジメン選択や維持療法について、HER2陽性大腸がんに対する治療戦略について最新の知見を学ことができました。また、2次療法での分子標的薬の使い分けについてもご説明いただき、知識を整理することができ、大変勉強となりました。
2題目は当科 教授 武冨 紹信 先生が座長のもと、名古屋市立大学大学院医学研究科 消化器外科学 教授 瀧口 修司 先生より「ロボット胃がん手術のこれから」と題し、胃がん手術の変遷と現在の集学的治療についてご講演いただきました。ロボット手術導入によって技術の安定性や再現性が向上し、傍大動脈リンパ節腫大の郭清やNAC後症例といった高難度手術も安全に施行可能となり、その動画についても拝見させていただけました。また、ロボット手術が可能とするSuper Subtotal Gastrectomy等の術式の拡大や、働き方改革や手術教育についてもご講演いただきました。Role sharing教育で術者育成を行い、教育の充実にて入局希望者への勧誘にも繋がっており、今後の外科教育について大変勉強となりました。
この場をお借りし、ご協賛いただきました武田薬品工業株式会社様、ご多用の中ご参加いただきました先生方、ご講演いただきました先生方に厚く御礼申し上げます。
(文責:南波 宏征)

 

 

一覧へ戻る