第10回北海道手術手技研究会が開催されました。
2024/05/13
お知らせ
令和6年5月11日、第10回北海道手術手技研究会がオンライン形式で開催されました。
一般演題では、当科 講師 柿坂 達彦 先生が座長のもと、3演題をご講演頂きました。
1題目はJCHO北海道病院 財津 雅昭 先生より「膵管空腸連続縫合による膵液瘻予防の検討」と題し、単結節と連続縫合での合併症発生率についての比較・縫合における工夫についてご講演頂きました。
2題目は小樽市立病院 葛西 弘規 先生より「小切開下でのセプラフィルム貼付の一方法 〜クレープ法〜」と題し、不感蒸泄を利用した明日からマネしたくなるようなセプラフィルムの貼付方法についてご講演頂きました。
3題目は北海道がんセンター 前田 好章 先生より「腹腔内巨大肉腫の手術手技と伝承」と題して、ダイナミックな手術動画を併せてCar-pit手術についてご講演頂きました。
特別公演では、当科 教授 武富 紹信 先生が座長のもと、和歌山県立医科大学 外科学第二講座 教授 川井 学 先生より
「膵癌集学的治療における現在の選択肢と将来展望」と題して、ご講演頂きました。
日本の膵癌治療を牽引されている先生から、臨床研究の成果を交えながら、術前治療の適切な層別化についての検討や、術前リハビリテーションの重要性など興味深い内容を聞くことができました。短い時間ながらも多くの学びが得られる充実した内容のご講演をいただき、貴重な講演会となりました。
ご協賛くださった科研製薬様、ご参加頂きました皆様、ご多用の中ご講演いただきました先生方に心より感謝申し上げます。
(文責:濱中 薫由樹)