第12回札幌VTRカンファレンスが開催されました

令和6年6月26日、「第12回札幌VTRカンファレンス」がハイブリッド形式にて開催されました。
前半は当科教授 武冨紹信先生座長のもと、久留米大学医学部外科講座 消化器外科主任教授 藤田文彦先生にお越しいただき、『大腸癌手術治療におけるチームビルディング』と題してご講演頂きました。
まず、大腸の内視鏡外科技術認定における評価の重点ポイントについてご教授頂きました。合格する人と不合格になる人の違いや、ロボット支援下手術と腹腔鏡下手術の違いについてお話いただき、若手外科医がどのように内視鏡手術に向き合うべきかを深く考える機会を頂きました。続いて、先生がどのように外科のチーム作りをしているかご教授いただきました。個々の得意な領域を活かし、それぞれが自分の得意分野の技術や知識をチームに還元していることや、若手外科医への教育へ力を入れているということをお話いただきました。最後には久留米大学外科講座のプロモーションビデオを見せていただき、その完成度の高さには驚かされました。
後半には当科 市川伸樹先生座長のもと、JCHO北海道病院 川越麗美先生、市立札幌病院 板倉恒輝先生に手術症例をビデオでご提示いただき、ディスカッサーとして北海道大学病院より大野陽介先生、今泉健先生、釧路労災病院より石黒友唯先生、札幌厚生病院より佐野修平先生にお越しになり、ビデオ症例の解説指導をしていただきました。また、今回からの試みとして事前にディスカッサーの先生に審査コメントをいただきました。技術認定医審査をしていらっしゃる先生からご指導を頂ける大変貴重な機会となりましった大変勉強になったのに加え、日々精進しなければならないと身が引き締まる思いでした。
Webと会場同時に開催された本カンファレンスに、多くの先生方がご参加くださり、非常に有意義なカンファレンスとなりました。ご講演を賜りました藤田教授、座長の労を賜りました武冨教授、市川先生、ビデオを提示していただきました川越先生、板倉先生、ディスカッサーの皆様、このような機会をいただきましたコヴィディエンジャパン株式会社の皆様、また、ご多用の中ご参加いだきました先生方に心より感謝申し上げます。
（文責：八木橋　雄大）