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令和6年8月5日に第8回消化器外科Ⅰセミナーを開催しました。

2024/08/07

お知らせ

令和6年8月5日に第8回消化器外科Ⅰセミナーを開催しました。
今回は北海道大学大学院獣医学研究院病原制御学分野寄生虫学教室 教授 野中成晃先生、客室研究員 浦口宏二先生をお招きし、「獣医学から見た北海道のエキノコックス症の現状と対策」「北海道のエキノコックス症と都市ギツネの現状」というテーマでご講演いただきました。
エキノコックス症の虫卵から成虫まで、中間宿主の話も踏まえて講義していただき、大変勉強になりました。
特に、北海道のエキノコックスの中でも遺伝子座の違いがあること、遺伝子的な違いにより感染性や病原性が異なっている可能性があるといったことが興味深く、今後、臨床と基礎研究との融合で新たな発見が生まれるのではないかと感じました。
また、札幌市街地でのキツネの交通事故件数から、都市ギツネが近年増加傾向であることや、都市ギツネの3〜4匹に1匹の割合でエキノコックスを持っていることから、エキノコックス症が我々にとって身近な存在であることを再認識しました。
ご講演終了後は活発な質疑応答が行われ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
(文責:齋藤 智哉)

 

 

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