第12回North Japan Cancer Forumが開催されました。

2024/10/07

お知らせ

和6年9月27日、第12回North Japan Cancer Forumがハイブリッド形式で開催されました。
当科 武富紹信教授座長のもと、当科 柿坂達彦先生と慶應義塾大学 外科学教室 一般・消化器外科 北川雄光 教授からご講演を賜りました。
基調講演として当科 柿坂先生から「肝臓がん薬物療法に関する話題」と題し、肝臓癌の現在の診療について、国内外の臨床研究をご紹介いただきながら最新の知見を講演していだだきました。新規治療薬の効果並びに使用法のほか、治療効果の事前予測として腫瘍マーカーだけでなく、CRPのような身近な検査値が使用されているなど新しい知見を得ることができました。
特別講演として、慶應義塾大学 北川雄光教授から「食道がんとの闘い これまで、これから」と題し、大変貴重なご講演をいただきました。食道癌手術の黎明期の紹介からはじまり、食道癌の低侵襲手術と化学放射線療法の成績の違い、また胃食道接合部癌に対する国際的なコンセンサスを作成する試みなど、食道癌診療について大変詳しくご教授いただきました。ご自身が関わられたJCOG試験からのデータも多数ご提示いただき、手術の質を追求することに加え、Academic Surgeonとしてのあるべき姿に大変感銘を受けました。短い時間ながらも、会場やオンライン上からも質問があつまり、多くの学びが得られる充実した会となりました。
最後になりますが、ご多用の中大変貴重なご講演いただきました北川教授、柿坂先生、座長の労をお取りいただきました武冨教授、ご協賛くださった株式会社中外製薬様、ご参加頂きました皆様に心より感謝申し上げます。
(文責:濱中 薫由樹)

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