New year web seminar 2025がハイブリッドで開催されました。

2025年1月22日(水)に札幌でNew year web seminar 2025がハイブリッドで開催されました。
特別講演として、まず市川伸樹先生座長のもと、国立病院機構北海道がんセンター腫瘍内科医長/外来化学療法センター長の佐川保先生より「大腸がん後方治療の新たな選択肢フルキンチニブ」と題しご講演いただきました。
大腸癌治療ガイドライン2024における変更点等につき、普段化学療法に関わりの少ない私たちにも大変わかりやすく解説していただいたほか、長らく新規薬剤の登場がなかった大腸癌後方治療で使用できるフルキンチニブについて、作用機序や有害事象、使用タイミングに関するご見解も交えてご説明いただき、大変勉強になりました。
続いて当科教授　武冨紹信先生が座長のもと、国立がん研究センター中央病院　大腸外科科長の金光幸秀先生より「大腸癌外科治療の最前線と拡大手術の技術継承」と題しご講演いただきました。JCOG0603, 0212,1007などをはじめとした臨床試験の結果からエビデンス構築の過程、局所進行再発直腸癌に対する拡大手術の実際、さらには先輩外科医から若手外科医への技術の継承と盛り沢山の内容でご講演いただき、大変感銘を受けました。
本セミナーにはwebからも多くの先生方にご参加いただき、非常に有意義な会となりました。ご協賛いただきました武田薬品工業株式会社様、ご参加いただきました先生方、大変お忙しい中ご講演いただきました佐川先生、金光先生に心より御礼申し上げます。
（文責：石塚 千紘）