第11回北海道手術手技研究会が開催されました。

2025/05/27

お知らせ

令和7年5月16日、「第11回北海道手術手技研究会」がハイブリッド形式で開催されました。

特別講演の座長を消化器外科学教室Ⅰ 教授武冨紹信先生、一般演題の座長を消化器外科学教室Ⅰ講師 後藤了一 先生が務められました。

一般演題として、岩見沢市立総合病院 外科 医長 吉田 拓人 先生より
『 胆嚢摘出術の安全性向上– Fundus-first Approachの適応とBailout Procedureの役割 – 』、北海道大学病院 消化器外科I 特任助教 藤好 直 先生より『 臨床を意識した動物実験における手術手技 』のタイトルでご講演をいただきました。

吉田先生からは、実際の困難症例を参考に、胆嚢摘出術の様々なアプローチ手法をご紹介いただきました。若手にとって執刀する機会が多い、胆嚢摘出術のポイントをわかりやすくお話いただき大変勉強になりました。
藤好先生からは、ラットを使用した手術手技と実臨床の手術手技を比較しながらご紹介いただきました。実験における手術手技と実際の臨床の手技を関連づけることで、新たな学びに繋がることを体感しました。

特別講演では、国立成育医療研究センター 病院長の笠原 群生 先生より『 小児肝移植から学んだこと 』のタイトルでご講演をいただきました。
笠原先生の現在に至るまでの軌跡や、日本の肝移植の現状、国立成育医療研究センター 病院での症例など貴重なお話をいただきました。
医師としての将来像を描く上で、道標となる先生のお話を拝聴させていただき、身の引き締まる思いになりました。

経験豊富な先生方のお話をお伺いでき、非常に有意義な学びの時間となりました。

(文責:中村恒星)

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