第13回札幌VTRカンファレンスが行われました

令和７年6月27日に第13回札幌VTRカンファレンスが行われました。
2019年以来、6年ぶりに現地のみの開催となりました。

前半は当科教授 武冨紹信先生座長のもと、がん研有明病院 秋吉高志先生より、『がん研が挑む直腸癌の治療戦略と研究最前線』と題しご講演いただきました。
2件の症例をビデオでご提示いただきながら、がん研における直腸癌の治療戦略をご紹介いただきました。
豊富な経験と知識や確かな技術に裏打ちされた治療戦略をいまなお更新し続けられる先生のご姿勢に感銘を受けました。
また先生がこれまでお忙しい臨床業務の合間を縫って行われてきた研究の一端もご紹介いただき、背筋が伸びる思いで拝聴しました。

後半には当科 市川伸樹先生座長のもと、市立札幌病院 別所光先生、砂川市立病院 伊藤啓一郎先生に手術症例をビデオでご提示いただきました。
腹腔鏡手術の手技について、秋吉先生及びディスカッサントとしてお越しいただいた帯広協会病院 本間友樹先生、北海道大学病院 柴田賢吾先生、KKR札幌医療センター 松井博紀先生、砂川市立病院 大渕佳祐先生、岩見沢市立病院 吉田拓人先生からのコメントを交えながらの進行となりました。
非常に貴重なご助言やご意見が飛び交い、大変勉強になりました。

最後は武冨教授より、近年の手術手技の多様化に関して示唆に富んだご意見もいただき、非常に盛況な会となり終了しました。

ご講演を賜りました秋吉先生、座長の労を賜りました武冨教授、市川先生、ビデオを提示していただきました別所先生、伊藤先生、ディスカッサーの皆様、このような機会を設けてくださったコヴィディエンジャパン株式会社の皆様、また、ご多忙の中ご参加いただきました先生方に心より感謝申し上げます。
（文責：小林　尭成）