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第82回北海道血管造影・Interventional Radiology研究会が開催されました。

2025/09/18

お知らせ

令和7年8月30日、第82回北海道血管造影・Interventional Radiology研究会が北海道大学 学術交流会館で開催されました。
今回の当番世話人は北海道大学消化器外科学教室Ⅰ講師 柿坂達彦先生が務められました。

一般演題は2部構成で、IVRに関する興味深い経験症例のご紹介や、放射線治療トレーニングシステムのご紹介など計7演題の発表が行われました。
続いて教育講演では3演題の発表がありました。テーマは「医療安全とIVR」となっており、医療事故案件になりうる症例の提示と、事故回避のために注意すべきポイントなどを実際の症例経験をもとにご講演をいただきました。

最後の特別講演は、柿坂達彦先生座長のもと、慶應義塾大学医学部 放射線科教室専任講師 中塚 誠之 先生から「肝移植・肝胆道系手術後合併症に対するIVR―非血管系IVRを中心に」と題しご講演頂きました。
肝移植・肝胆道系手術後の合併症に対するInterventional Salvageの経験症例をご紹介いただきました。具体的な事例やアニメーションを交えながら、肝胆膵・移植手術後のPTBD留置のコツや安全な膿瘍穿刺の方法など、IVRが手術後合併症に対していかに機能しているのか、ご教授いただきました。

講演後は会場から多くの質問があつまり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。今後の臨床や研究に活きる内容として興味深く拝聴いたしました。お忙しい中ご参加及びご講演いただきました先生方、誠にありがとうございました。

次回、第83回北海道血管造影・Interventional Radiology研究会は2026年2月14日(土)に旭川医科大学放射線科 石戸谷 俊太先生が当番世話人として、北海道大学 学術交流会館で開催予定となっております。

(文責:小池 祥平)

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