第8回HOPES(北海道外科関連学会機構合同学術集会)が開催されました。
2025/10/01
お知らせ
令和7年9月20日〜21日の2日間に渡り第8回北海道外科関連学会機構合同学術集会(HOPES 2025)がホテルライフォート札幌で開催されました。
代表理事は北海道大学大学院医学研究院 外科学講座消化器外科学教室I 教授 武冨紹信先生が務め、また第111回日本小児外科学会北海道地方会の会長を昭和大学江東豊洲病院の本多昌平先生が務められました。
教室からは学生発表3演題、初期研修医発表3演題を含む15演題の発表がありました。
1日目の学生セッションでは当院6年生の畑 航明さんが「閉塞性黄疸を契機に診断された乳児膵カポジ肉腫様血管内皮腫の1例」、菊池 駿利さんが「原発巣と異なったホルモンサブタイプを有した、乳がん肝転移の 1 切除例」について素晴らしい発表を行い、質疑応答にも的確に対応されておりました。
5年生の矢嶋 桃子さんは「自然退縮した DNA ミスマッチ修復機能欠損上行結腸癌の一例」の発表ででは学生セッションの最優秀演題賞を受賞されました!誠におめでとうございます。
また、特別企画では当科教授 武冨紹信先生から「日本外科学会の課題と展望」と題したご講演がありました。
現在日本外科学会の抱えている諸問題、特に若手外科医の減少、ダイバーシティ、働き方改革について言及され、今後の対策と展望を熱くご教授いただきました。
今後の外科を担っていく我々としてはとても興味深いご講演でした。2日目の臨床研修医優秀演題セッションでは、当院で研修されている小澤健人先生が「成因不明昏睡型急性肝不全亜急性型に対し長期間の集中治療 , 血液浄化療法 , 脳死肝移植にて救命し得た一例」について発表されました。
堂々とした発表で、今後のご活躍に期待が高まるような発表でした。
若手医師に向けた内容のセッションや講演も盛りだくさんでとても充実した2日間でした。参加された皆様、お疲れ様でした。
(文責:小池 祥平)