New Year Web Seminar 2026 を開催いたしました。

2026/02/24

お知らせ

2026年2月13日(金)、New Year Web Seminar 2026をオンラインにて開催いたしました。特別講演2題を通じて、最新の知見と実臨床に直結する工夫をご共有いただき、活発な質疑応答のもと盛会のうちに終了いたしました。

特別講演1「大きく飛躍した2025年大腸がん薬物療法を振り返る」では、座長:吉田 雅 先生(北海道大学病院 消化器外科Ⅰ)のもと、演者:結城 敏志 先生(北海道大学病院 消化器内科)より、バイオマーカーに基づく治療戦略の重要性を中心にご講演いただきました。MSI-Hを有する希少がんに対するニボルマブの有効性、予後不良が知られるBRAF変異例においては既存治療にエンコラフェニブ/セツキシマブを加えることで治療成績の改善が期待されること、また希少で予後不良とされるKRAS G12C変異に対してソトラシブが予後延長に寄与し得ることが紹介されました。あわせて、今後はKRAS変異の有無に加え、変異サブタイプの検索がより重要になる点が示唆されました。

特別講演2「低侵襲外科手術における蛍光可視化とAI技術の最前線―外科医の『第二の眼』となり得るか?―」では、座長:武冨 紹信 先生(北海道大学大学院医学研究院 消化器外科学教室Ⅰ)のもと、演者:青木 武士 先生(昭和医科大学病院 消化器・一般外科)より、ICG蛍光とAIの実践的応用をご講演いただきました。ICGは腫瘍同定に加え、投与タイミングの工夫を含め、残胃・結腸の血流評価や絞扼性腸閉塞での腸管温存判断、術前マーキング、境界同定、ICGガーゼの術中活用など、多彩な活用が示されました。さらにAIでは、脈管構造の術中マッピング、出血点検出の支援、高解像度画像とAI解析による切除断端評価など、術中意思決定を補助する技術の可能性が提示されました。

ご多忙の中ご講演を賜りました結城先生、青木先生ならびに座長の吉田先生、武冨先生に、心より御礼申し上げます。また、本セミナーの開催にあたり共催としてご支援を賜りました武田薬品工業株式会社に深く感謝申し上げます。

(文責:民繁)

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